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「コールド・マウンテン」のパンフレットに、「イリアス」「オデュッセイア」(ホメロス著)について少し載っていました。この映画の原作となった小説を書いたチャールズ・フレイジャー氏曰く、戦争についての話は二種類あって、「イリアス」・・・戦闘や将軍についての話、「オデュッセイア」・・・故郷と平和がいちばん大切だと知った兵士の話。「コールド・マウンテン」は、後者に属する話だ・・・とのことです。たまたま、映画「トロイ」のために「イリアス」「オデュッセイア」に関する解説本のようなものを読んでいたので、タイムリーでびっくりしました。ますますこの二つの叙事詩が読んでみたくなりました。しかし、読書は苦手なので、はたして読めるのやら・・・。どちらかというと「オデュッセイア」の方に興味がありますが(解説本読んでいてもそちらに魅力を感じました)、はたしてそこまでたどりつけるのやら。
「イリアス」「オデュッセイア」には数々の神々が登場します。小学生の時にギリシア神話がもとになった話を学芸会でやったことがありました。プロメテウスが主人公で、ゼウス・アテネ・アポロン・ヘラ・アフロディーテなどなどの神が出てくる話で、確か「火」が出てきて・・・神様の名前と演じたクラスメイトの名前まで覚えているのに、何故か内容が全く思い出せません。当時はこの劇はとても面白くなく、妹の学年が演じていた、動物のたくさん出てくる童話のような話のほうが楽しそうでいいなぁ、と思っていました。まさか今になってギリシア神話に興味を持つと思っていませんでした。とっつきにくいジャンルなのですが(普段本を読まないわたしにとっては特に)、この劇をやったおかげで神様の名前がすっと頭になじんでくれて助かりました。というか、知ってる名前の神には親近感を覚えるほどでした(笑)。小学校6年間に3つの劇を演じたはずなのですが、あとのふたつがどんな劇だったか、どんな役をやったのかさっぱり覚えていません・・・やはりギリシア神話は当時からちょっと気になる存在ではあったのかぁと思います(全く自覚はありませんでしたが)。 解説本を読んでいて思ったことは、知力・体力・時の運のなかでいちばん影響が大きいのが時の運なのは、神様が自分勝手だからだ・・・ってとこでしょうか。上記の劇を演じた当時のわたしは、神様はすごく高尚なものだと思っていたんですね。どこですりこまれたんだか・・・それゆえに、自分に神様の役ができるわけがない、人間で結構!と思って「火を奪われて凍える人間その3」くらいの役でした(単にセリフ少ない役を選んだ・・・というのが第1の理由ではありますが)。大人になった今だからこそギリシアの神々の自分勝手すぎる行為がすごく面白いです・・・神に左右される人の人生なんて、そんなもんだよネ!ていう感じで。 それにしても、「イリアス」「オデュッセイア」は紀元前の話で、「コールド・マウンテン」は1800年代とかなりの時代差があるのに、似たような話というのは、うーん、やっぱり歴史は繰り返すのでしょうか。
by sasa-co
| 2004-05-25 21:56
| □書籍
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