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「思いわずらうことなく愉しく生きよ」 江國 香織
自分のしたことに後悔なんかしないわ。 結婚して7年の麻子、結婚はしないけれど同棲中の治子、 恋愛なんて信じていない育子。のびやかで凛とした三姉妹の物語。 古本屋で運良くキレイなのが見つかったので購入。自分の廻りでほんとうに起こりそうな出来事を書いた本を最近読んでいなかったので、この本を読んでいて途中まで怖かったです。本は、映画や漫画、絵本など視覚がいちばん働くものよりも、現実との境目が曖昧な気がします。多分、この話が映像になったとしても、そこまで怖くはないと思うのですよね。 最終的にはすこし木漏れ日のような光が見えた終わり方で、ほっとしました。3人がそれぞれ考えていることが、何の違和感もなく理解できる自分が全くもって不思議でした。誰とも似ていないのに。育子がなにか微笑ましくて妹のように感じてしまったけれど、育子はわたしより年上。育子の年は大人!なイメージがあったけれど、ハタチになったときこんなもんか?なんて思ったのと、きっと同じなのかも。願わくば、こんなもんか?とは思わないように、これからを生きてゆきたいところ。年を重ねると、同い年でもとても大人だったり、とても子供だったりする人がたくさん出てきて、楽しそうだなぁと思います。それでいて昔流行った遊びやら音楽やらの話が通じてしまうのだから、面白いだろうなぁ。 買取価格の高いうちに、売ってしまおうと思っていたけれど、どうしようか考え中。 白い装丁が気に入ってしまったし。
by sasa-co
| 2004-08-14 20:31
| □書籍
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